友達作りに乗り遅れたチナツは、なりゆきで孤高の変人ばかりが集う「ぼっち部」へ入部することに。

城塞での爆破事件、そして修道士たちの不可解な死を受け、狂信的かつ秘密主義な教会に対する世間の関心は病的なまでに高まっていた。

結婚早々、夫の前妻の息子・正実(11歳)と二人きりで三日間過ごすことになってしまった新妻の紀子(24歳)。

特急「雷鳥」に一両だけ連結された、お座敷列車で若い女が死んだ。自殺か他殺か判然としないまま十五年以上が経った―。

歌舞伎町近くの路地にある診療所に銃で撃たれた中国人が運び込まれた。

明治維新から第2次世界大戦、バブル崩壊から地下鉄サリン事件に秋葉原通り魔殺人、福島第1原発事故まで、帝都トーキョウに暗躍した、謎の男の無責任一代記!史実の裏側に、滅亡する東京を予言する、一気読み必至の待望の長編小説!!

休職中の刑事・才賀雄介は、金沢での美人OLとの激しい情事のあと、折戸舞衣という十一歳の少女と出会う。

「でも、だからといって、何をされてもいい理由にはならないと思うのです。

水底に沈んだ少女の名に始まる超ミステリー! 累計60万部を突破した『偏差値70の野球部』の著者のデビュー小説集。

現役鍼灸師が描く、鍼灸×ミステリーです! 鷹野鍼灸院は院長・鷹野がほとんど不在のため、新米鍼灸師の真奈がほとんどひとりで切り盛りしている。

『ゲノムハザード』と対をなす記憶ミステリ その日のことは忘れない――誕生日を迎える娘・真希が事故に遭って、病院に運びこまれたという知らせが。

札幌にある、小さな花屋「花工房ノンノ」――ノンノはアイヌ語で花という意味――でアルバイトをしている大学生の山下純平は3歳の頃、母親と一緒にガス中毒事故に巻き込まれ、母親を亡くしている。

第49回メフィスト賞受賞作 霊媒師一族の末裔、アーネストと 霊感ゼロの喫茶店店主、佐貴。

僕が書店で一目惚れした美しい女性・高野秋。彼女は左手首にいつもふたつの時計をはめている。

ある日、ホームズのもとを小柄で気品のある、ブロンドの若い婦人が訪れる。

クリスマスの朝、忽然と姿を消したエドウィン・ドルード。

イランを舞台に描く壮大な一大叙事詩 舞台は、イラン、イラク、旧ソビエト、そしてヨーロッパ・・・。

交錯する民族と宗教、今決戦が始まる マハバード奪還をめざすクルド人への武器の供給が、いよいよ間近に迫る。

一匹狼の新聞記者甲斐昭人と女性刑事浅羽翔子が追う謎の失踪事件―。

全米メディア絶賛、ジョー・ヒル待望の新作 ヴィクトリア・マックイーンは8歳のときから、父にもらった自転車ですでに無くなっているはずの〈近道橋〉をわたり、失せ物を見つけられるようになった。

モダンホラーの旗手が描く話題沸騰の傑作! 連続児童誘拐犯のマンクスに殺されそうになった記憶に苦しめられ、重度のPTSDを患ったヴィクは、入院生活を経て病を克服し、幼い頃に休暇を過ごした湖の家で息子ウェインと水入らずの日々を送っていた。

銘和乳業課長のわたし(川村晶子)は、38歳にして14歳年下の児島くんと結婚を決意し、交際は順調…ではあったが、契約社員の児島くんがリストラにあってしまい、生活費節約のため二人で暮らすことに。

六甲山を取材中にテレビのロケ隊が見たモノ、仕事中の風俗嬢を見つめる女の顔、湖で釣り上げた西洋人形、トンネル工事で起こった不穏な振動、高校の演劇部に代々伝わる黒い子供、お笑い芸人の不謹慎なコント中に現れた女、遺体に肩をたたかれた納棺師の体験談――さまざまな人

北斗学園に妖精が棲むとの噂を聞き、調査を開始した3人組だが、 彼らの友情は思わぬ決裂の危機を迎え!? 大好評青春ミステリ第3弾。

残雪の北アルプスで、若手会社員・笹村雪彦は所属する山岳サークルの登山行で足を踏み外し、滑落死を遂げた。

東京湾で発見された、若い女性と老人の遺体。それぞれ身元は判明したものの、二人には接点が見出せず、捜査は難航する。

母さんが死に、施設に引き取られたわたしと妹のもとに、三年前に離婚して親権も放棄したウェイドが現われた。

タイラーは血染めのベッドで目覚めた。隣には恋人の惨殺死体。

友人グロリアの自殺をきっかけにして、作家ホースラヴァー・ファットの日常は狂い始める。

武州壬生を訪れた十兵衛は、旧知の町奉行が理不尽な「敵討ち」により落命したと知る。

著者“初”の自伝的連作集! 少年時代から作家デビューを果すまでの来し方を投影した自伝的連作集。

薩摩討つべし! 悲劇の志士・雲井龍雄の短く激しい生涯 奥羽列藩を襲った幕末狂乱の嵐のなか、討薩ひとすじに奔走し倒れた雲井龍雄の生涯を、熱気のこもった筆致で描いた異色長篇歴史小説。

小惑星探査機“はちどり”が、トラブルのため地球に帰還できなくなった。

ロンドンで半年間の仕事を終え、カースリーの村にようやく戻ってきたアガサのもとに、初の探偵仕事が舞いこんだ。

「私、亜紀さんみたいになりたい!」きらきらした目で新人バイトの愛奈に告げられ、困惑する亜紀。

“旋律士”―。

香里たちのタイムスリップ先は、今度も戦国時代で天正五年の出羽国米沢。

馬春師匠復帰の独演会の演目は誰にも内容のわからない謎の噺?! 独演会の成功はなるのか。

きっかけは小さな謎。なのに、それが八駒家の食卓にのぼると、一篇のミステリに姿を変える。

学習塾内での殺人、巨大猫とカラス軍団の決闘!?そして淡い恋。

大屋圭造は三流経済誌の記者。企業の提灯記事を書いては広告料を取る「トリ屋」である。

手軽でお洒落。若者たちの間で流行っている薬「アイスキャンディ」の正体は覚せい剤だった。

19世紀中葉のパリ。急に金回りがよくなり、かつての貧しい生活から一転して、社交界の中心人物となったクレマン。

京都の名所旧蹟を結ぶ路面電車・京福電鉄。通称「嵐電」愛好家の集いが「嵐電会」だ。

民話と伝説の里、岩手県・遠野の五百羅漢で女性の絞殺死体が発見された!被害者は東京の会社に勤める貴代。

宮澤賢治は、親友の女学校教師・藤原嘉藤治から不思議な話を聞く。教え子の父親が、電信柱が歩くのを見たというのだ。

「謝ってほしいんです。あのときの県警本部長に。

北海道東千歳の駐屯地で自衛隊員三人が反乱を起こし、大量の武器を奪い逃走した。三人は過激な地下組織に属することが判明。

日本・イギリス・ドイツ・スイスの4国で起こった戦前外交の秘史を追う、ふたりの外交官。

蛟堂―江戸時代より続く漢方薬局兼雑貨屋。その陰には、大金と引き換えに依頼人の恨みを晴らす、「報復屋」としての姿があった。

古今東西、書物にまつわる小説は枚挙に遑がないが、近年は、古書を題材にした作品が注目されている。

内閣官房報償費に関する任務を受けた内閣情報調査室の香月喬は、政府・警察を巻き込んだ1年半前の「事件」に辿り着く。

バリ島に向かうため、木田健太は成田空港にいた。隣に目を瞠るほど美しい婚約者を伴って。

元傭兵で数々の死線を潜りぬけてきた工藤兵悟は、ボディーガードとして要人の命を守ってきた。

天保の改革の煽りで料理茶屋「嵐山」までが営業停止に追い込まれた。

改造拳銃による殺人事件が発生した。被害者は羽田自動車工業社長の羽田五郎。

なんだって、あの遠藤が出社拒否!?笑って怒って、感動の空港物語。

日本のYA文学をきりひらいてきた森絵都が、直木賞受賞後はじめて描く中学生群像。

日本のYA文学をきりひらいてきた森絵都が、直木賞受賞後はじめて描く中学生群像。

東京銀座、ケネディ暗殺とそっくりな状況で射殺事件が発生! 緻密な取材を元に描き出されたJFK事件の真実は!? 衝撃のデビュー作復刻。

島田荘司選 第6回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作! 古ぼけたアパートの一室で、変わり果てた姿となった父親と再会した遠田香菜子。

東日本各所にチェーン店を展開する宝飾量販店「ジュエリー伽羅」の森島社長が、札幌のホテルで殺された。

生命を奪う銃を製造・修理・改造する職人。その中に、銃に魅入られ離れられない罪深き者たちがいる。

海外出張の父を見送った空港で、綾子が見知らぬ女に連れ去られかけた。

「この子は近い将来、自殺する」。初対面の少女の運命をなぜか私は知っていた。

その少女は、私―浅倉幸恵が高校時代に一度だけセックスをした直樹にうり二つだった。

傲岸不遜で超人的推理力の探偵・メルカトル鮎。教師殺人の容疑者はメフィスト学園の一年生、二十人。

殺人現場は、スプレー塗料で赤く染められた寝室だった。

悪夢に悩まされるスタイル抜群の女子高生・晶水。クラスで孤立した彼女に、なぜかまとわりつくお調子者の同級生・壱。

新人審査官・小日向響は、警視庁の内部捜査を命じられる。対象部署は重犯罪予測対策室。

借金を頼みに行った叔父の家で、誘拐犯からの電話を不運にも取ってしまった。「妻の命が惜しければ一千万円用意しろ」。

施設で育った博人は進学の援助を条件に、同い年の樋野と山奥の洋館に住み込みで働き始める。

七年前に行方不明となった少女の遺留品が発見された。生存が絶望視される中で、少女の父親、井狩治夫の執念が実った格好だ。

13時13分13秒、街から人が消えた。無人の東京に残されたのは境遇も年齢も異なる13人の男女。

多様化する現代犯罪に対応するため、新設された警視庁科学特捜班、略称ST。

ある晩、中学3年生の愛川広樹は、目の前で恋人の中野美幸をレイプされた。数日後、美幸は自殺する。

出賀茂神社の社伝「蘇我大臣馬子傳暦」を巡る忍び同士の争いは、更に熾烈に。

築地本願寺脇の水路に紫水晶の観音像を抱いた女の死体があがった。

「浜村渚シリーズ」の青柳碧人が描く、儚くも美しいSF青春小説。

出版社に勤める松田将明は、山口・宇部に住む女性と見合いするために旅立つ。

予備校の英語講師にしてミステリー作家の矢崎には、同じく作家を志す兄がいた。

人材派遣会社の社長・山際卓郎には殺したい女がいた。銀座クラブママの結城あやだ。

「ポロリ、ポロリと死んでゆく」奇妙な言葉を遺し、敏腕記者の奥田伸二が小京都・萩で失踪。

一冊の本が届いたある夏の日、恋人の品子が失踪した。

──僕が誰に殺されたのか知りたい。

ドキュメンタリー映像のニュースプレゼンターとして働く夫、地方紙にパートで働く妻。ふたりには17歳の娘と8歳の息子がいた。

2011年3月11日。日本から遠く離れた南太平洋のバヌアツにも、地震による津波警報が出されていた。

1914年、大西洋で豪華客船が爆発。

ヨーロッパ小国の王家の血を引くプリンセス・アレサンドラは、祖国の権力争いに巻きこまれるのを避けるため、後見人である公爵とともにロンドンで結婚相手を探すことになった。

夫の定年退職を機に、東京から高知の山奥の白縫集落に移り住んだ夫婦。

両親の離婚以降、月に一度祖父と会うようになった彗子。母の再婚を機に会うことをやめる二人だったが……。

チンピラの梶原、大学生の弘樹、警察官の和田。何の接点もないように見える三人には共通点があった。

銀座ホステス絞殺事件で、担当検事の江木秀哉は捜査に関しての疑問を刑事たちに呈したものの、彼の話に耳を傾けたのは高須刑事だけだった。

笠原武大は、妻を殺害した罪で服役している。

ひとりの女性のモノローグから物語は始まる。登場人物が繋がっていく複雑な人間関係。

各国の傭兵を陰でサポートする傭兵代理店。そこに所属する最強の傭兵・藤堂浩志に新たな依頼が入った。

尖閣諸島沖で三隻のはえ縄漁船が突如消息を絶った。

元海兵隊員で、現在は“兄弟”と共にセキュリティ会社を営むマイク。

ふと知り合った脚本家志望の娘がピーターのアパートメントで首を吊っていた。

これが、私の、復讐。私を見下したすべての男と、そして女への――。